最新記事
軍事

燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に

Ukraine Destroys Russian Ship in Black Sea Fleet?Video

2025年6月27日(金)18時11分
イサベル・バン・ブルーゲン
ロシアの軍艦

(写真はイメージです)Bayhu19-shutterstock

<ウクライナヘルソン州西部沖でウクライナ軍がロシアの船艇を撃沈。燃えがる船体を捉えた映像を国防省が公開した>

ウクライナ政府は、ロシア黒海艦隊に所属する船艇をウクライナ軍が撃沈したと発表した。ウクライナ国防省が公開した映像には、ヘルソン州の西部沖を航行していた同船が撃沈される瞬間が映っている。

【動画】燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発、「沈みゆく姿」を捉えた映像を公開

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナに全面侵攻して以来、黒海艦隊は繰り返し標的とされてきた。

ウクライナのドローンと巡航ミサイルによる艦隊攻撃の成功を受け、ロシアはそれ以上の損失を避けるため、占領しているクリミア半島の港から黒海艦隊の一部を移動させている。今回ウクライナ軍に攻撃された船は、陸上部隊を輸送中だった。

ウクライナ国防省は6月24日、「敵の部隊を乗せたロシア黒海艦隊の船がまた1隻、ヘルソン州西部沿岸沖を移動中に破壊された」とXで発表。国防省は、ウクライナ海軍が捉えたこの攻撃の映像も公開している。

夜間、上空から撮影された25秒の映像は、黒海艦隊の船が攻撃されて船体から大きな炎が上がる瞬間を捉えたとされる。攻撃の直後、船体から煙が立ち上る様子が見える。

ウクライナ海軍もXでこの攻撃を伝えている。「海軍部隊が昨夜、『シャヘド(Shahed)』20機とロシア黒海艦隊の船艇1隻を、ウクライナ海軍の戦力と手段を使って破壊した。敵のカミカゼドローン『シャヘド136』20機が撃墜され、ロシア黒海艦隊の船艇1隻が破壊された」

対談
為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 セカンドキャリアの前に「考えるべき」こととは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ブラジル前大統領宅を捜索 最高裁令状、米逃亡懸念か

ワールド

G20財務相会議が閉幕、共同声明「不確実性に直面」

ワールド

英、サイバー攻撃でロシアに制裁 軍情報機関部隊など

ワールド

暫定停戦は可能でない、現行の停戦交渉で合意未達なら
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 3
    「想像を絶する」現場から救出された164匹のシュナウザーたち
  • 4
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 5
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 6
    「二次制裁」措置により「ロシアと取引継続なら大打…
  • 7
    「どの面下げて...?」ディズニーランドで遊ぶバンス…
  • 8
    「異常な出生率...」先進国なのになぜ? イスラエル…
  • 9
    アフリカ出身のフランス人歌手「アヤ・ナカムラ」が…
  • 10
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 4
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 5
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 8
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 9
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 10
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 9
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中